行く人、来る人、SEP
北さくら園での7年目のSEPが3/24に終了した。
「もっと受けたい」
そう言ってくれる、まだあどけなさの残る参加者の表情に後ろ髪をひかれる。
もっと来てあげたいのだけど、からだはひとつ。ごめんなさいね。
今回のSEP参加者は17歳、20歳が2人など、平均年齢がとても低かった。
これまで若い人は自分が変わることに熱心になれない人が多かったが、
今回、その認識を変えざるをえなかった。
こんなに若くても自分の問題性に強く関心を寄せ、子どものために変わろう、
生活をよくしよう、と強く願う若年シングルマザーたちがいるのだと。
回が進むに連れ、目をランランを輝かせ、プログラムは熱気を帯びた。
SEPをやる側として、こんなに楽めたのはこの回が初めてかもしれない。
みんな、参加してくれてありがとう。子どもたちときっと幸せをつかんでほしい。
2015年春SEPの個別面談も本日終了。
5人ともきっちり約束した時間に来てくれた。
ここに来るに至ったパターンにはひとつの共通性がある。
身勝手で未熟、冷酷な両親にふりまわされた娘たちの生きづらさである。
自我はやせ細り、さらに自己中心的で子どもじみた男の囚われの身となる。
長年、愚弄され続けた結果、精神健康と自尊感情を喪失するに至るのだ。
遠くは四国から通って来られる。
毎回思うことだが、心から自分を取り戻したいと願う人は、必死である。
だからこそ、それを託された私は、彼女たちの思いになんとしても応えねばならない。
それは、「結果を出す」ということだ。
4月4日から、1対5の新たな闘いが再び始まる。
たとえるなら、土俵にあがる力士の気分だろうか。
正直、疲労困憊。今の私には2週間に一度が限界だ。
でも、ひとりでも希望者がいるうちは、やらねばね。