弁護士になる君へ

 

ごぶさたしています。ご連絡ありがとうございました。


 


無事、司法修習を終えることができたこと、


そして、勤務先が内定したこと、本当によかったです。



これまでいくつものハードルを越えてこられたあなたですから、


これからもしっかりやられると思いますが、


念願の、弁護士としての独立まで、引き続きご尽力ください。


 


私のほうも、来年度から、関西大学で
教鞭をとらせていただくことになりました。


「臨床心理専門職大学院」という名称の、
臨床心理士を養成する大学院です。
「被害者支援特別演習」を担当します。



私の研究実績書が、大学はもちろん、
文科省と
臨床心理士認定協会の審査も


通過したらしく、なんだか驚きです。


現場での実践経験を買われたのでしょうか。
非常勤ですが、臨床心理士をめざす若者たちに、
社会的弱者支援とは何かを伝える仕事は、
適任であろうと考え、お引き受けすることにしました。


 


また、年明けから、各区民生委員・児童委員4000人を対象に、


DVや児童虐待防止のための人権研修を依頼されました。


その他、発達障害を持つ十代を対象に共同研究も進めています。


母子施設での実践もそろそろまとめ、どこかに発表せねばなりません。
そうそう、
いくら約束をしてもドタキャンばかりで、
なかなか支援の進まなかったMさんが、やっと連絡をしてきました。
この日は私、あいにく高熱で伏せっていたのですが、
気が変わらないうちにとその日のうちに精神科に連れて行き、
投薬を受けました。若くてなかなかいい医師でしたので、
こことは仲良くしたいと思います。
これで人の話が落ち着いて聞ける状態になれば、
これからのことについてゆっくり話そうと思っています。


今の仕事を変えることと、あの男と別れることが
絶対条件になるとは思いますが。
互いに職域は違っても、
社会的弱者の権利擁護をつねに念頭に前進しましょう。


では、よいお年を。


 


                          藤木 美奈子