Q.11月の研修を受けたいと考えております。研修の詳細についてお教えいただけますでしょうか。私が支援させていただいている方の中にはDVや虐待の被害者であった方もおられますが、知的障がいのある方(言葉での理解が十分でない方)にSEPは有効でしょうか。
A.ご質問ありがとうございます。研修の詳細は資料を添付させていただきます。不明な点があれば再度お問い合わせください。
知的障がいのある方へのSEPはこれまでの経験から、有効でなかった場合は少なかったと言えます。むしろ、知的に低めの方は多くの場合、こちらの指示を素直に守っていただけるために、効果が早期に現れ、継続的に作用したケースの方が多いと言えます。
ただ、知的レベルによって、例えば自閉傾向が強く、日常会話が困難なケースには言葉(認知)を中心とした心理療法は一般的に難しいと言えます。会話が成り立つのであればSEPは有効です。IQ40~50程度でも効果を発揮し、就職に結びついたケースはひとつではありません。しかし、一般的に効果を語る時、支援者の力量(相手の困難への共感力や言葉の引き出しの豊富さ)によるところが非常に大きいことは、知的レベルのいかんに関わらず言うまでもありません。
そうした点はあるものの、障がいのある方への支援を考える時、これまで差別や偏見にさらされてきたことによる2次障がいを負っている確率が高いため、まず自尊感情を高めて自己効力感を上げてから就労支援に移るというステップが不可欠です。ぜひ、認知行動的アプローチの学習を重ね、就労移行の現場でその技法を活かしてほしいと思います。
また、11月研修は初級です。今後も学習をつづけていきたい方にはその枠(中級:定期学習会)もありますので、研修終了後にご相談ください。長期的に関わりながら、力をつけていただけます。

*学習会への参加はSEP支援者研修に参加されたか、関大大学院で藤木の授業を受け、単位を取得済みの方とさせていただきます。