NHK番組「DVにさらされる子どもたち」に登場しました
番組終了後、一時間で、このブログへのアクセス数は100件を突破していました。
翌日もさらに更新しています。いくつかのお問い合わせやご相談もいただきました。
そのうちいくつか代表的な問いにここで回答したいと思います。
①自分のパートナーがDVや虐待の被害者である場合
パートナーに対して何をすればよいかというご質問ですが、ポイントのみお答えします。
1.あなたが辛抱強くつきあうこと(長い旅になります。覚悟が要ります)。
2.専門家の力を借りる(認知療法などの心理療法を受けるよう援助する)。
これはあなた自身も学んで、パートナーの学習をサポートするとより効果的です。
3.精神科はできるだけおすすめしません(急性症状があって、鎮静などの対処が必要な場合や自殺を防止するための保護として入院・加療が必要な場合を除く)。
近年、社会問題化していますが、医師によっては何でもかんでも統合失調症などの診断名をつけ、多種・多剤の精神薬を投薬します。これは、副作用による新たな症状の出現や、薬物依存症が懸念されます。本人やその家族が、医療や医師への崇拝が強い場合、抜け出すのは容易ではありません。
暴力被害による自尊感情感情の低さから来る問題行動や社会適応の困難は病気ではありません。
根気強い学習で克服した例はたくさんあります。
あの体験が一体なんだったのかについてしっかりと理解し、自分が受けた被害とその影響を分析し、自分を不安定にさせる認知(考え方)の修正に取り組む機会と期間が必要です。
ただ、あなた自身が「もうダメ」と思ったら、無理をしすぎないように。
新たな犠牲者をつくることは、新たな問題を生むことになります。
②自分自身が問題ある家庭に育ち、現在、問題のある家族の困った行動で苦しんでいる方へ
先ほどの回答の2と3は共通です。
自分が「これだ」と思う専門家や援助者に出会うまで探し求めてください。ここであきらめてはいけません。きっと出会えます。
優先すべきはまずあなた自身の心理的課題の克服に取り組むこと、それをスタートさせることです。
それに伴い、お子さんやご兄弟など他の家族の問題についてもその要因と対策が見えてきます。
●家族からの暴力による後遺症、自尊感情の回復に効果的な認知療法「SEP(Self-Esteem Program)」へのお問い合わせ、参加予約ありがとうございます。
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