2018春(第9回)当事者SEPが終了しました


昨日、2018春(第9回)当事者SEPが終了しました。

第9回の参加者の皆さんは、2グループ分かれて受講された12名のうち半分が近畿地方以外からのご参加。

年齢や性別も実に多様でしたが、グループメンバーに共通するのは、周りの期待に一生懸命応えようとしてたくさんのものを背負おうと頑張ってこられ、苦しい思いをされてきたこと、そして、何とかその状況を脱し、自分らしい生き方をしたいと思っていること。

新たなスタートを切られた12名の皆さんと10月のフォローアップでお目にかかれるのを楽しみにしています。本当にお疲れ様でした。

◆修了された12名の方々の感想<一部>

・他の相談機関にも足を運んだことがありますが、費用が高かったうえ、こんなにも納得のいく場所はなかった。このプログラムに参加して、2回目が待ちどおしくて、ここに来るのを楽しみにしていました。(60代、女性)

・他の参加者が話しているのを聞く中で、皆同じような悩みを持っていて、他の人には前向きな言葉をかけてあげられるのに、自分自身にはめっちゃ厳しくてマイナスな言葉をかけてしまう様子を見て、あぁ自分も同じだと思いました。人にかけてあげられる前向きな言葉は、自分にもあげていい言葉だと言い聞かせて頑張れたらと思います。(30代、女性)

・偏りがある思考が発生した際に立ち止まり、他の思考の可能性や有用性を考えられるようになった。自己肯定につながった。もっと早く出会いたかったけど、今でも充分遅くないと感じた。(20代、男性)

・(この方は息子さんとの関係に悩んで参加されたが)先生の「どんな人生も良いものだ」に励まされました。この講座を受けるきっかけになった息子にも感謝したいです。今後も「自尊感情」を育てていきたいです。(70代、女性)

<藤木コメント>

2018年 春期は、私にとって忘れられないSEPとなりました。

複雑性トラウマとも言うべき、深い深い苦しみをかかえて生きて来られた方々が多く、私自身こそ、ファシリテーターとして皆さんに鍛えていただいた、遠くから通い続けていただいた皆様全員に、心から感謝の意を捧げたいと思います。

正直、もう少し時間をかけたい方もおられますが、自分を苦しめる考え方の修正方法は習得していただけたと思います。ここから先は一度、それぞれの生活に戻り、ご自分の力で現実と向き合ってみてください。つらい、と感じた時は、今回の仲間の顔を思い浮かべるとともに、最も深い闇はもう抜けたのだと強く信じ、定着作業にまい進していただきたいと思います。10月にまたお会いしましょう。

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*当事者SEPは現在、2018秋開催(説明会8/25、プログラム9/29~)の参加者を募集しています。ご関心のある方はsep@wana.gr.jpまで、お名前とお電話番号を明記してご連絡ください。