忙しいのはいいことだ
日本人は飛びぬけてブログ好きらしい
私も自分でアップできると聞いてブログ始めてみたが、どこが楽しいのかよくわからない
誰かが読んでくれているのかいないのかもわからぬまま日記的なものを公開することに抵抗感がないわけではない
なんとなくこっぱずかしい思いをしながらおずおずと書いている
ところでこんなネット対談を見つけたので、ちょっと拝借
【最強ワーキングマザー対談:西原理恵子×勝間和代】
「女の人は働いたほうがいい」(抜粋)
西原 でもやっぱり、女の人は絶対働いたほうがいいと私は思ってて。保育園のお母さんたちって、もう同志なんですよ。野郎の体育会系の同志みたいになって。だから「あの人はああだこうだ」って言ってるヒマはないの。
勝間 協力し合わないといけない。
西原 小学校で専業主婦の方なんかと一緒になると、嫁しゅうとめ問題や人間関係で頭がいっぱいで大変なことになってる人がいるんです。人間って、そんなこと考えるヒマがないくらい、忙しくしてたほうがいいと思うんですよ。途上国に行くと、ほんと悲惨な現場に行っても、みんなけっこう笑ってるんです。悲しんでいるヒマがない。憎んでたり悲しんでたりするというのはヒマだってことだから。
勝間 子供をしかってるヒマもないというか。
西原 顔合わせる時間は限られてんだから、お互い調子よく行こうぜ、みたいな(笑い)。
――これまで西原さんのいうことを読んでいると、感覚的には過去の私と近いものがあり、苦笑いしていたが、今回の発想もたいへんよく似ている
私と西原さんが対談したら、ぜんぜんおもしろくないだろな
まったく同感なのである
周囲を見渡すと、精神的にかなりまいったまま長期間抜け出せない人には独り身の人が少なくない(家族がいてもそうさせてくれる状況がある)
「朝、起きられなくて」
なんて言っている人は、要は起きなくてもいい状況にいるから起きられないのではないか
小学生以下の子どもがいるとそういうわけにいかない
ずっと寝ていられる、ひきこもっていられるのは、そういう状態が許されるからだろう、
私はそんなふうな「偏見」をもっている
忙しいワーキングマザーは髪振り乱して日々をしのいでいる
何を隠そう、私は披露宴に出るために、この歳になって生まれて初めてネイルショップなるものに行き、人に爪を塗ってもらった
「初めてなんですう」
ネイリストのおネエさん、それを聞いて
「えーお客さん、しょっちゅう行ってるみたいに見えるー」
って言ってくれて、ちょっとウレシかった♪
そんなもん、子育てして働いてたら、長い爪なんぞしてられへんかったのぢゃ
自分の髪の毛洗う時間すら惜しんで働いてきたもんっ
だから、自分のことでくよくよ悩んだり、うつになってる暇がなかった
あっというまに娘は18歳になり、息子は10歳になっていた
だがその間に得た、積んだ収穫(キャリア)はひと言で言い表せないほどたくさんある
人生はそんなふうに生きるほうが幸せなのではないか
気がついたら何もかも終わっていて、独りになっている
体も動かなくなればしかたないから仕事をやめるかもしれないが
そんなふうに私は自分という資源をフル活用して生きることを選んだ
後悔はしていない
やりたいことはすべてやる
何もあきらめない人生は葛藤がなくていいもんだ
今日も私は忙しい
悩んでいるヒマはない