オヤジ、ご苦労さま
今日は高砂市での講演だった
平日にも関わらず、約800人の聴衆者
今日も「傷つけあう家族」について精一杯語った
ちょっとした変化を感じた
男性の来場が多かったことだ
それも、
講演終了後に、本を買うために並んでくださり、
私がサインをして手渡すとき、
小さな声で、自分がかかえている家庭内の問題を伝える
おもには子どもの問題で、
多いのは子どもの荒れ(暴力)に苦労したこと
それもずいぶん長い年月、
苦しまれたことが伝わる言葉であることが少なくない
年齢でいえば、60歳を超えていて
告白するように、言葉少なげにつぶやいて、
私と目が合ったとたん、サッと去っていく後姿に、
ああ、ずいぶんご苦労されたのだなあ
これまで誰にも話されたことがなかったのではないか、と思う
家族の問題ほど難しいものはない
やっと男も関わり始めたか
あるいは、それを口にすることができ始めたか
真相はわからないがしかし、恥入ることはない
「どんな人生もいいものだ」
まさにその言葉を差し上げたい
そして、私の講演を聴きにきてくださってありがとう
あなたの、学び多き人生に幸あれ、だ