最近、熱心なクリスチャンが家庭内暴力の当事者であるケースに遭遇する
昔からあった話ではあるが、やはり違和感を感じざるをえない
それだけ聖書を読みふけっていながら、なぜそのようなひどい加害をする、あるいはその夫に決別できない、もしくはわが子を虐待から一切守ろうとしなかったのか、と

その答えになるような記事があった
以下、転載させていただく

<参考資料:JanJan – 2008年11月28日 田衣穂子2008/11/29>

筆者: 儒教の三従の教えや婦道もそうですが、多くの場合、伝統的な慣習や教え、宗教が関与しているような気がします。以下は、カトリック教会から1941年に発行された婚姻における妻の心得です

夫を自分の一部、もしくは上司のように愛し、尊敬し尊重し上司のように支配されなさい。
(夫の間違いを)叱ったり、騒ぎ立てるかわりに慰め、助けるのがあなたの義務です。
家族が不幸に見舞われた時、わめきたてたり大げさな態度や愚痴で夫を苦しめない事です。周りの人に自分の夫をほめそやしなさい。夫をとがめてはいけません。
あなたの夫が助言を求めてしてきたら、それを利用し、夫があなたに話したくないような事でさえ、言わせるのは止めなさい。
あなたの夫が望まない人間関係は、絶ちなさい。
もし夫が(ギャンブルなどの)悪癖にかられたとき、大目にみて、忍耐強くガマンすべきです。
もしあなたが夫に辛く当たられ、苦しむことになっても、他人にはそれを打ち明けてはいけません。
例え、あなたに何の咎が無い場合にでも、夫があなたを叱責し罵ったとしても、その苦しみは自分ひとりで受け止めなさい。
夫が怒りや短気、暴力的な激情に駆られた時は、あなたは黙って絶えなさい。
もし夫が他の女性と婚外交渉を持っても、こだわりや叱責で夫に苦情は言ってはいけません。
自分のすべてを夫ににゆだね依存しなさい。

以上、あなたはどう思われたか?
まともな感覚をお持ちの大人なら、違和感を持つような教えではないだろうか
少なくとも対等な人間同士の関係とは思えない
以前に出席した結婚式でも、牧師(男性)が「夫に従いなさい」「女は男のあばら骨」からできている」などの説教をくりかえすので、嫌な気分になったことがある
女性の牧師でもそうした考えを挙式の場で若い2人に語るのだろうか

DVの問題が減らないのは、宗教に大きく起因しているとすれば、これは大きな問題だ
あまりに非科学的で差別的な考え方がその社会全体の規範となり、女や子どもが苦しめられているるとすれば、宗教などこの世から消えたほうがいい
日本は宗教砂漠だとの嘆きがあるが、そのほうが平和なのなら、無宗教の若者が増えることこそ望ましいのではないか

とはいうものの、以前、宮城県の宗教連盟から講演の依頼があり、さまざまな宗教者の前で講演をしたことがある(こうした取り組みは大事だと思う)
また、たまに牧師から、「うちの教会に来た女性がDVに苦しんでいるので、ぜひ会ってあげてほしい」とのSOSが来ることがある
今度、そうした機会があれば、ぜひ彼らに聞いてみるつもりだ
あなたはDVをどう考えているのか、と
そしてあなたは妻を殴ってはいないかと