6月から関わりはじめた、障害者の就労支援事業所で、
昨日はじめてSST(社会的スキル訓練)をやってみた
参加者は7名(途中から8名に)
それぞれ、身体、精神、知的、発達、などの障害を持っているメンバーさんたち
その日、2階のオープンスペースに上がってみると、
学校の授業のように、正面にホワイトボードが置かれ、
そこに向かってみんなが座っている
「ごめーん、配置変えよう!」
私がそう大声を出すと、みんながドッと笑う(みんな明るいのだ)
いろいろ工夫してこんな形にしてくれてたのかも
体の不自由な人もみんな一度席から立ってもらって、
イスをサークル型に並べ変えて、みんなが向き合えるよう、座りなおす
うまくいくかなーと、スタッフ5名が見守る中、
私のファシリで、午前10:15、第一回SSTがスタート
さて、何について話すー?と声をかけると
その時、「僕、仲間にいじめられましたー」と、半分茶化した発言が
それはいい、とこれを今日のテーマにすることに
ディケアや作業所でのグループミーティングの中には、
みんなが発言しだすまでに、ひと月もふた月もかかったという事例報告があった
ところがここでは、初日から活発な発言があり、
ひと言も話さない人は誰もいなかった
予想していたことだが、
なかなか自分からの発言は難しいだろうなと思われていた人は
言葉が出るまでにかなり待つこともあったが、
それでもその時の話の流れはきちんとくみ取った意志表示をしてくれた
(すぐまた自分の世界に入って行ったけれど)
11:45 その日、みんながイジメについて出した結論は
「ここでは(この施設では)、暴力やイジメは許されないし、
ここは人を大事にすることを練習する場所」
第一回としては、大成功といえるのでは
でも、2回目はまた同じメンバーが揃うとは限らない
毎回毎回、みんなで初挑戦だ
自分の考えや体験を人前で述べること、
人の意見が自分の考えと違っていても辛抱強く聴くこと、
いつも助けてくれるスタッフのいない輪で、
当事者である自分たちが中心となって話を進めていき、
なんらかまとまった話にしていく
私は沈黙を怖れない、容赦ないファシリテーター
生まれつき、あるいは発病、もしくは事故以来、
こんな体験、あまりしたことないメンバーさんたち
本当はどう感じていたのだろう
でも、最初緊張で硬くなっていたり、不安げだったそれぞれの顔が
時間が経つにつれて、いい表情になっていったような気がするのは私だけ?
SSTでは、障害があろうとなかろうと、つねにひとりの人間として発言を求められる
家庭でも、施設でも、自己主張せず、いつも人に何かしてもらって
恐縮したり感謝することばかりのメンバーさんたち
SSTが少しづつ、彼ら、彼女らの何かを変えていってくれるかもしれない