「〇〇ちゃんは天使。大切な存在だよ」

これは、先日終了した第8回SEPのグループ内で出てきたAさんの認知修正の言葉です。

しかし、この修正をしようとしていたAさんは、「本当はこの言葉を自分に定着させたい。すごく言われたかった言葉。だけど、それと同時に、この言葉は絶対に自分の母が言わなかった言葉。そう思うと悲しくなる。だから、なかなか自分ではそう思えなくて…誰かに言ってもらえたら少しそう思えるのかな…」と声を震わせておられました。

この日は、プログラムの最終日。メンバー内にも『同士』のような連帯感が出ていたこともあり、他のメンバーからAさんに向けて順番にこの言葉をかけていくことになりました。

すると、他のメンバーが思い思いに少しアレンジしてこの言葉を言う度、Aさんはどんどん目に涙が。最後のメンバーが言い終わる頃には研修室全体が言葉にならないほど、あたたかく包み込むような空気でいっぱいになり、気がつくと他ののメンバーまで目頭を熱くしていました。

育ってきた環境の中でかけられることの無かった言葉や思い。人はその苦しかった環境から逃れてからも、尚、長い年月、それに囚われて苦しみます。ですが、自分にとって大切な何かをつかむためには、まずその両手をいっぱいにしている重い荷物を下ろす必要があります。

過去の体験に苦しめられている方、それらによって、今も抱えきれないほどたくさんの苦しみを抱えて日々生きている方、SEPでその荷物を下ろしましょう。