PTSDになった


先日、子どもを保護されて、頭に来ている家族から、長時間どなられつづけるという事態を経験した。
その件はいったん落ち着いたのだが、その夜から私の調子がおかしくなった。
ずっと胸の鼓動が激しくて、しばらく無力感にとらわれた。
これがPTSDだと気づいた時、実はたいへん感慨深い思いに私はひたった。

私は、過去、ずっと家族に罵倒され、暴力を受けて生きていた時期があった。
でも、こんなふうに数日も頭がボーッとなったことはなかった。
つまり、私は「マヒ」していたのだ。
今は、人から暴力的な行為を受けると、ショック状態に陥る。
私はそのことによって、現在の自分がすっかり健全で健康になっていることを知ることができた。

自分の思うままに事や人を操るために、大声で相手を攻撃する方法にしか頼れない人間は未熟で幼稚で愚かである。
そんな人間のそばにいると、自尊心を低下させられ、パワーを奪われる。
一日でも早く距離を置くことが大切だ。
相手は所有物を失くす恐怖心から、凄まじい剣幕と形相でそれを阻止しようとするだろうが、あらゆる手を使って闘ってほしい。
そして社会のすべきことは、家族から逃げようとする人を、迷うことなく支援すべきだ。
被害者よ、闘え。やられっぱなしで生きることを選ぶな。