相手を責めてもなんにもなりません


今年のSEP支援者向け初級研修もいよいよ来月。

参加者リストをながめると、名古屋、高知と、これまで講演に行ったところから確実に参加がある。

今年は北海道からの参加も。この方は矯正関係、2002年11月、14年前の函館講演で出会った。うれしいね。

先日の徳島講演の終了後、

「私、責めてましたわ、お母さんを」

そんな言葉を口にしていた相談員(教員?)がいたと、主催者から聞いた。

相手を責めてしまうというのはね、まだまだ理解が足りない。

なんでこのお母さんはこうなのか、その背景に思いをいたすことができるようになれば、責めなくなる。

むしろ、うまく子育てできないお母さんをなんとか応援してあげたいという気持ちが生まれる。

すべては「他者理解」から始まる。

それに必要な知識は学習によってかなりカバーできる。

自分の若干のお金と自分の時間を費やし、貴重な休日に研修先に足を運ぶ。

それによって誰かの困難な人生を、出口に向けて背中を押してあげられるようになるなら、どんな休暇より輝くはず。

私はそう信じている。