夏の雑感いくつか


□のりピー逮捕
起訴猶予になるかも、という話だが、
私的には、執行猶予もつかない実刑がよろしいと思う
なぜなら、彼女はこのまま収監もされないと
自力で止めることは難しいだろうから
出所してきてからも、再使用する者の方が多い
その間だけでも使えないから、マシと考えるに過ぎないが
それほど依存症からの「離脱」は困難なのだ
使いはじめは思いもよらぬだろうが
やったら負けよ、アップップー
まずはつきあう相手を選ぶこと
自分の心に無為な隙間をつくらないことだ
□朝吹登水子「豊かに生きる」
注文していた本が届いた
前回のブログにちょっと書いた、軽井沢の別荘で見つけた本
タイトルを見たとき、思った
「なんだ、金持ちが豊かなのは当たり前だろ」
ところが、最初のページを開いたところに見つけた
「私の心はカラッポだった」という一文
これだけの由緒正しき名門の娘、ぐぐっと心ひかれましたがな
金があっても悩みは尽きぬ
人間というもの、実にやっかいである
□ますます増える本の購入
一日数冊届く日も
このお盆も3冊を持って、海の家にこもる
本代もバカにならぬと思うが、
ばりばり読めるのもあと20年くらいだろう
本格的に歳をとると本も読めなくなるそうで
寸暇を惜しんで書を読む
最近、講演先での本の販売を禁止する会場が少なくない
作家に本を売るなというなら、講演を頼んでくるなと言いたい
笑っちゃうのは、
「当館は教育施設であることから」という文言が入っていた断り文書
本は文明開化以来、有力な教育手段のひとつではなかったか
社会全体で活字の値打ちを下げている
政治家もそうだ
総選挙を控えた数日前、宣伝カーがわめいて通る
「みなさま、○○候補○○は、ウソをつきません!」
正直が自慢になるのか
こんな社会に誰がした
□こころみ学園収穫祭
先日見学してきたこの施設について、関係者に話すと、
聞いた誰もが 「私も行きたい」 という
福祉関係者たちは明るい話に飢えている
出口の見えない社会的弱者の就労支援は疲れるのだろう
ある施設長さんは、
「藤木さん、もうスケジュール帳に書いちゃったから(笑)」
行く気まんまん
11月の山梨県の講演に合わせて収穫祭ツアーを組むかな
ココ・ファーム・ワイナリーの事務局長Sさんは、
「ふだんの日に来てゆっくりされたほうが・・・」
と言ってくれるが、
収穫祭に、2万人もの来訪者が、美味いワインをめざして
学園のある山をあがる姿は圧巻だろう
うぬぼれるなよ、健常者
「○○障害者」(この呼び方、なんとかならないか)と
呼ばれている者にこそできる仕事があるということ
彼らにしかできない仕事があるということだ